赤足

TAU/タウの赤足のレビュー・感想・評価

TAU/タウ(2018年製作の映画)
3.0
Netflixオリジナル作品。
AIの実験のため監禁された女性とそのAIの物語。

最初の展開でサスペンス系の作品なんだろうか?と思うのは序盤のみ(笑)
後の展開は、AIのプログラムを成功させる為のテストを何としてでもか受けさせ成功させたい。AI生みの親のサイコ野郎と、監禁されたテストを無理やり受けさせられるハメになったが、常に脱出を試みる女性とそれを監視する役目のAI(タウ)との奇妙な共同生活、言ってみればテラスハウス的なお話。

展開としてはサイコ野郎宅で、タウと女性とのやり取りのみ展開が物語の半分以上で普通なら飽きそうなのだが、これが中々どうして!意外や意外に女性とAI(タウ)との掛け合いや、やり取りで徐々に新しい感情を持ち出していく、タウが可愛らしく見えてきたりとAIの進化や成長といったベタな展開ではあるものの、タウの声をあのゲイリーオールドマンという豪華なキャストで作っちゃうあたりは流石、Netflixの資本力と言ったところ(笑)

しかも、AIが自分の興味のある音楽や歴史の話にてんで弱く(チョロい)コロッと味方になって子供のように駄々をこねるあたりは笑ってしまった(笑)そして、女性の方も次第にタウに情が移っていき物語はコントのようなオチへと向かっていくのである。

いやーウチにもゲイリーオールドマンの声で反応してくれるAIが欲しいよ!
赤足

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