kumada

TAU/タウのkumadaのレビュー・感想・評価

TAU/タウ(2018年製作の映画)
3.0
Netflixオリジナル映画です。内容はAI meets girlですかね。主人公は娼婦まがいの格好でスリをしているジュリア。ある日拉致されて首の後ろにチップを埋め込まれ、何処か分からない場所に監禁されます。チップは脳と接続しており、被験者が課題をこなすことでチップ内のアルゴリズムが完成するらしい。首謀者は冷酷無比な科学者兼ハイテク企業のCEOを務めるアレックス。登場人物はジュリアとアレックスとAI(名前はタウ)の3人です(最初に男女二人の被験者も出てきますがすぐに殺されてしまいます)。タウの声を担当しているのがなんとゲイリー・オールドマンです。ジュリアとタウのやり取りを見ていると、彼女はそこそこ賢いです。娼婦まがいのスリという設定に違和感がありました。普通に大学生で良かったのではないだろうか。あと気になったのはタウのバカさ加減(笑)。ジュリアに簡単に騙されてしまい、ご主人さま(アレックス)しか知り得ない情報を教えてしまいます。だめじゃん。ジュリアに好意のようなものを抱いたタウは逃亡経路を作ってあげたりもします(失敗しますが)。ポンコツなタウにアレックスがお仕置きをするシーンがあります。AIを罰するシーンってこの映画で初めて見ました。メモリを消すことがお仕置きだそうです。へー。B級感満載ですが、映像は綺麗だし、ギミック的にも面白いと思える場面が多々あります。映画「エクス・マキナ」を意識した作りですね。
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