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凪待ちのsoumaのネタバレレビュー・内容・結末

凪待ち(2019年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

『俺は死んだほうがいい人間なんだ』

白石監督なのですごく期待したけど
とりあえず
「脚本めちゃくちゃやんけーーー!!!」
って感想でした。


ギャンブル依存症のひも男の話。
どーしても、ギャンブルから抜け出せない郁夫を
香取さんが熱演してくれていてすごく良かった。
これは、間違いなく良かった。

郁夫が落ちていく様だったり
不幸が重なる様っていうのを深堀してくれてれば
凄く良い作品になってたと思う。
香取さんの演技で加点0.5です。

そこが良かっただけに
下の2点で、全部台無しになってると思っちゃうわけさ。


この作品で僕がマジで無理なところが
①殺人事件
②ラスト
この2点ね。

①殺人事件
物語の途中で
郁夫の彼女の亜弓が急に殺されます。
犯人は不明。
ここで、急にミステリー要素を匂わせておきながら
それ以後、まったく触れられない。
まったくです。
彼女が死んだ後も
主人公のギャンブルクズっぷりをずっと見せられたあげく
最後の最後に
「犯人は、実はこの人でした。意外でしょ。」って明かされる。
でも、犯行動機すら最後まで不明なままで放置。
主人公はそこに触れようともしない。

こんなん、どーしたって
「( ゚Д゚)ハァ!?」ってなるやん。
観賞してる時、マジでこんな気持ちになった。

作品内でミステリー要素の演出をしないなら
せめて、
せめて、殺人事件じゃなく
交通事故とかじゃあかんかったのかね。
どう思います?
僕が間違ってるのかなぁ。

同じ様に思った人いないんかな~。。。
まじで、なんだこのくそ映画って思った。

②ラスト
主人公が自分の無能さを棚上げして
ヤクザ部屋に殴り込み
クズが少しだけ良いことしただけで
美談に感じる錯覚演出のお涙頂戴で終わり。

よくあるよねって感じのラストからの
ヤクザの部屋に
急に亜弓のおじいちゃん乱入www

このおじいちゃん
・不器用
・寡黙
・病気で余命はあと少しけど人の話は聞かない
みたいな、ただの頑固じじいだったのに
本当は
・器がめちゃでかい
・ヤクザ組長の命の恩人
とかいう
ただのスーパーおじいちゃんだったというオチw
ラノベ主人公みたいに
属性盛りすぎだろwww


みたいな、設定が急に出てくるもんだから
感動する場面で
「( ゚д゚)ポカーン」ってなるのよ。

もちろん、このじいちゃんの過去には
全く触れられないwww
じいちゃん、一体何者なんや。
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