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凪待ちのゲタのレビュー・感想・評価

凪待ち(2019年製作の映画)
4.8
『生ぎろ ぢゃんど生ぎろ』(宮城弁のつもり)

白石和彌監督の本にしてやられる感覚
そこはかとなく良かったです
堪能しました

序盤からとんでもないものを
観てるこっちに突如背負わせて
物語は冷酷に進んでいく
単純なようでいて
極めて複雑な人間模様

感じるのは、すべての人が
すべからく何かを抱えて
それでも頑張って生きているということ

裏切られることもあるけど
それでも人は寄り添って
生きていかなきゃならないって
メッセージに思えました

それにしても香取くん
これだけのクズ男を
見事に演じ切ってて

これは演技もそうだけど
むしろキャスティングの
勝利なんじゃないかなって思える

だってふとしたところが
やっぱり香取くんなのだけど
そこがほんとにピッタリきてる

ふてぶてしいブスッとした表情が
深々と印象に残るなかなかタフな
2時間でした

あー、話そうとすると
ほぼネタバレになっちゃうので
観た人とぜひ語り合いたいー!
と思える一品

イイですよ

[19:00]六本木キノフィルムズ試写会

P.S.
「凪待ち」かぁ
いいタイトルつけたなぁ
漢字読めへんかったけど(^^)

P.S.2
これこらご覧になる方、もしまだ予告編を観ておられなかったら、幸いとばかりにそのまま事前情報なしの鑑賞をオススメします!!これ、絶対。
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