すごかった。今回は監督が白石和彌だからってことで見に来た。予告編からかなり暗くて重い作品だろうなっていうのは感じてたけど、案の定暗くて重い作品だった。自分としては1人のギャンブラーの男のドキュメンタリーを見ているような感覚だった。カメラ越しにあんなに絶望に満ちている感じが伝わってくるのは本当にすごい。人それぞれが見ている世界って、見方とか自分が置かれている状況とかによって結構違って見えるのかなって思った。ギャンブルの恐ろしさはもう嫌というほど体感した。本当に金が一瞬で溶けていく。そして舞台が石巻で、震災の影響を受けて尚まだ手付かずの状態にある場所もあるという現状を痛感した。ちゃんと生きるっていうことについてすごく考えさせられた。いい作品だった。
