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ドクター・スリープのRYのレビュー・感想・評価

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)
3.7
シャイニングは世代を超えていく

オープニングからキューブリックのシャイニングを想起させる演出が要所要所に置かれてテンションがあがる。(音楽も♫!)

お話は、
幼い頃にホテルでの恐怖体験をくぐりぬけ、その後大人へと成長したダニー。彼は孤独な生活を送る中、職もなくして新生活を始めようとしていた。新天地で生活を始めた彼に、同じくシャイニングを持った何者かからのコンタクトがある。一方で、世間では少年少女の行方不明事件がたびたび起きていたが、その裏では人ならざる怪物たちが暗躍していて……

というストーリー。

今回は、シャイニングという「いわゆる異能」に焦点があてられており、それによって能力をいかに使うか、異能であることとどう折り合いをつけて生きていくか、というところが主題となっている。
なので、内容的に前作にあたるシャイニングの映画版がホラー要素多めだったのに対し、今回はホラーというよりも成長譚といった色合いが強い。

大人になったダニーと、シャイニングの能力を生まれ持った子供。
彼らの関わりは幼い頃のダニーと料理人()とを重ねるように描かれる。
子供の頃のトラウマに戦いを挑むかのように、ダニーがあのホテルと向かい合う様は映画版シャイニングを見たことがある人ならみんな、おおお‼︎となるに違いない!

演出はヒーロー映画を思わせるようにスペクタクルな感じになってるので、観ながら声援を送りたくなるような仕上がりでした笑

結論全然怖くはないです!むしろ異能バトルものなので手に汗握る展開です。
(シャイニングを観た後の方が楽しいのは間違いないです。)
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