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僕はイエス様が嫌いのno6clubのレビュー・感想・評価

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
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信じて信じていたのに肝心なときに裏切られたような怒りや悔しさがものすごく伝わってきた。信仰の意味を漠然と考えさせられる作品だなと思った。昔、良いことがあるたびにそれは神様が叶えてくれたんだって思っていた小さい頃を思い出す。ユラもきっとだんだんそんな気持ちになっていったんだけど、現実は想像以上に理不尽だった。信仰なんて意味がなかったというユラの裏切られた怒りや悔しさが伝わってきて悲しかった。最後の障子の向こうに見えたのが二人が初めて出会った思い出の場所で、画角も大きくなって清々しい終わり方だった。カズマも同じ思い出を見ていて、あの上からの視点はカズマ目線って思ったらめっちゃ感動した。
あとレコードの上走る小さいイエス様キュートすぎ。
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