FrankTannock

海獣の子供のFrankTannockのレビュー・感想・評価

海獣の子供(2018年製作の映画)
4.2
「大事な事は言葉にならない」
大切な人との思い出や、心に沈んだ子守唄、体を包む海流、頬を撫でる風の感覚
この映画はその部分を描きたかったのではないのかと感じた。
だからこそ、主人公が対面する世界には理由も必然性も明確な存在意義もありはしない。全てがそこにあって、自分という存在もその世界の一部であり、同時に世界そのものでもある。
言葉にならないものに生かされて、巡る世界の光となるのが命なのかもしれない。
FrankTannock

FrankTannock