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海獣の子供のKaz66のレビュー・感想・評価

海獣の子供(2018年製作の映画)
4.0
五十嵐大介の原作コミックをスタジオ4℃がアニメ化。主題歌は米津玄師書き下ろし。みたいなところが話題だった映画。劇場では見逃してしまいましたが、田中宗一郎さんのpodcastマンガ回で五十嵐さんの「ディザインズ」をオススメしてたので、そちら側の興味&DVD化のタイミングで鑑賞。
んー、何というか…、感動したと言えばしたし、難解で分かりにくかったと言えばそうだし、こんな映画!と一言では言い表せない、色んなテーマの詰まった壮大な物語でした。
特に感じたのは、“絵の力”で迫ってくるような『ジブリ的ガイア感』。神話や民俗学からの影響。人間のディスコミュニケーションとクジラの“ソング(エコーロケーション)”の対比によるもどかしさ。海洋(学)/宇宙/人間(の脳?)の『未知なるもの』への多大なる興味。そしてそれらが集結する『誕生祭的クライマックス』でした。
其々に喋りたいというか感じた事があるのですが、それを文字に起こすことに意味があるのか?と思ってしまうような、、作品を観て!感じて!それからじゃないと始められないでしょ⁉︎という作品でした。
観終わって、一層「ディザインズ」が読みたくなりました。コミックレンタルにあるかな?
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