ShojiIkura

マチネの終わりにのShojiIkuraのレビュー・感想・評価

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
3.4
 福山雅治演じるクラシックギタリストと石田ゆり演じるジャーナリストとの大人の愛。桜井ユキ演じるマネージャーの奇行が運命を狂わせる。その行いは悪行だが、彼女の思いを推し量ればそうしてしまうこともあるだろうし、愛する男に嘘をつき続ける苦悩からのリセットもまたあるのかなと思う。その間に生まれた子どもからすればたまったものではないが‥
 最後がハッピーエンドなのかどうかはわからない。犠牲も少なくなかったと思う。
 全編にクラシックギターサウンドが流れ、欧米のきれいな街並みを主役二人が溶け込むオシャレな空気が支配する。そのままなら大人のおとぎ話たが、テロの場面はリアルに怖い。マネージャーの心の怖さと共に、リアルを感じる。
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