ただのエンターテインメントを見るはずだったのに。
のに。
いい驚きがあった。予告を見て、話が純粋に面白そうだと思ってワクワクしに行ったら、帰り道頭の中がぐるぐるする映画だったとは。
空母いぶきとかは全然そそられないんだけど、この映画は強く惹かれた。それはやっぱり予告から感じられた強烈なエンタメ性。おらメッセージくらわせてやらぁみたいな感じを全く受けなかった。戦争の映画なのにクスリと笑えてワクワクできそうな見やすさを感じた。
だからこそ見た!
そして結果、まんまとメッセージをくらった!
これこそが創作の意義だと強く思った。
薬は顆粒より、水に溶かしたりゼリーに混ぜたりした方が飲みやすい。
そういうこと。
知らない人の伝えたいことなんて誰も聞きたくない。でも面白い話は誰もが聞きたい。だから創作する。面白い話に溶かしてメッセージという苦い顆粒を人に飲ませる。
CG微妙だなとか、じいさんの演技変じゃねとか思うところはちょいちょいあった。でも、そんなことよりも物語の伝え方はけっこうな意欲作だと思った。