エリザベス1世とスコットランド女王メアリー。同じ時代を生きた2人の女王(従姉妹同士)を描いた歴史作品。
エリザベス1世を描く作品は沢山あるけど、何かと比較されるメアリーとの関係をクローズアップした作品は斬新。
個人的に英国王室の歴史がすごく好きで、中でもスコットランド女王メアリーの人生が興味深いから楽しめました。
まずシアーシャ・ローナンのビジュアルが実際の肖像画にかなり似ててビックリした！ナイスキャスティング。シアーシャはアイルランド人だけど、スコットランド訛りに寄せてて上手だった。
ほぼ史実に沿っている印象。
エリザベスが天然痘で痘痕面になり禿げてカツラを被っていたという可哀想な事実も描かれているけど、映像で観るとインパクト強い！マーゴット・ロビーの凛々しさがエリザベスにピッタリだなぁ。
メアリーの男運のなさ（笑）そのせいで自分の立場もどんどん危うくなるけど、エリザベス崩御後に王位に就いたのはメアリーの息子ジェームズ。
子孫を残さず1代で終わったエリザベスと、処刑されたけど自分の血筋は英国王室に受け継がれていったメアリー。そういう対比も面白い。
歴史物だから派手さも盛り上がりもないけど、2人の女優のお芝居が素晴らしいし、この時代をあまり知らない人には興味深いと思う！
