きつね

岬の兄妹のきつねのネタバレレビュー・内容・結末

岬の兄妹(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

社会の闇を見た。

社会の保護や福祉の力を使って。。
肇くん、役所と繋いであげて。。
と思いながらも、自分達の力で生活をしていく力強さを見させてもらった。
それがどんなやりかただったとしても、実家に寄生しているニートや引きこもりの健常者よりもよっぽど立派だと思った。
誰も頼れない、力にもなってくれない、社会から見放された兄妹の悲しい冒険。

とはいえ、笑いどころが随所に散りばめられてるシリアスユーモアな作品。
スコーンを掴んだ指をおじさんに「なめる?!」って聞く真理子がすごくすき。
ガムテープで補強されたしげる貯金箱も愛おしい。

この兄妹がどこかで頑張っているなら、私も頑張って生きていこうと思わせてくれる。
きつね

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