このレビューはネタバレを含みます
湊と依里の作文。
愛おしいね。
枠にハマらず自由に生きていいんだよ、と言ってくれる人はどれくらいいるんだろう。
ほり先生がそうだったように、同じ立場にならないと当人達の気持ちって分からないし共鳴できないんだよな。
間違ってないよ、と言える人になりたい。
・星川家の父母について(母がいない理由)
・鏡文字はわざと?
・依里はなぜ服のまま湯船に入っていたの?
・校長はなぜ、孫の写真を早織からみえるような場所に置いたの?
疑問は多々残る。
中村獅童も多角的にみれば、怪物じゃないんだろうか。
そこの描写をみてみたかった。
そういえば、拘置所で校長は折り紙を折っていたけどあれって船だったような。
2人を救う船ってこと?
お菓子泥棒の話についてもよく理解できなくて。
そして田中裕子の校長、最初めちゃくちゃ怖かったな。
表情を微動だにさせない静かな狂気。
床は綺麗なのに、ガシガシしてたけど罪を削ぎ取りたい表れなんだろうか。
湊と依里が楽しそうに駆け回るラストは、行き止まりを超えて解放される未来への願いが込められているんだろうか。