岬の兄妹の映画太郎のレビュー・感想・評価

衝撃的なシーンの数々は、感動ポルノ系作品へのアンチテーゼなのかもしれないが、ただタブーを犯すことだけが目的化しているようで、いまいち心に刺さるものはなかった。警察の友人がいるなら、福祉につながらないわけがないと思うのだが…。フィクションとはいえ、それくらいはおさえてほしい。自分が描きたいことのために、障害者を都合よく利用しているという意味では、感動ポルノと発想が同じなのでは？せっかくの迫真の演技も、脚本が薄っぺらで白けてしまった。