ゆき

おかえり、ブルゴーニュへのゆきのレビュー・感想・評価

おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)
3.7
原点

1年を通じて色を変えていくブドウ畑と、兄弟の表情の変化がとても印象的な一作。
兄弟ながら、お互いをたててビジネスをしようとする長男の姿勢が好きだった。
私生活にそれぞれの悩みを抱えながら、(長女だけは家業がプライベートと相まっていたけど)深追いせずサポートする3人のバランスが心地よい。
ワインについてはあまり描かれないので、ヒューマンドラマとして見るのがおすすめ。
セドリック監督のしなやかな人が描写は好み。
***
家族と疎遠になったままの長男は父親危篤状態を機に帰郷した。稼業を受け継ぐ妹と別の家庭で婿養子となった弟との関係を再構築しながら、互いには打ち明けられない悩みとも向き合っていく。
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