こーべい

mid90s ミッドナインティーズのこーべいのレビュー・感想・評価

4.0
小6〜中1くらいの男の子が歳上の不良に憧れてその世界に浸かっていく。危険だとわかっているのに何かあると期待してわざとその場へ行く。背伸びできた高揚感と、家族への後ろめたさが共存するその様子が生々しくてオェってなりそうになった。

2018年はスケボー映画の当たり年だと思う。NYが舞台の「スケート・キッチン」。イリノイが舞台の「行き止まりの世界に生まれて」。そしてロスが舞台のこの映画。
男の子が主役だったり女の子が主役だったり、東海岸だったり西海岸だったり、都会だったりカントリーだったり。色々見比べて観てみるのも楽しい。

夕焼けの車道を二人スケボーで下るシーンはなんとも言えない感傷を誘う。