エ

mid90s ミッドナインティーズのエのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・少年たちのちょっと尖った成長映画
・映像とかキャラクター設定が自分好み

兄や母とうまくいってない主人公が、ちょいワルのスケボー少年たちと関わる中で成長していく映画

兄弟喧嘩で殴られるし、兄に暴言は吐くし、母親だってかったるい。「自分をわかってくれる人は仲間しかいないんだ」っていう気持ち。それでも家族のことが大っ嫌いで憎んでるわけではない。普通にお兄ちゃんと隣に座ってゲームはするし、お母さんと会話もする。当たり前なんだけどリアルだなあと思った。

不良がかっこいいと思って好きでやってる奴もいる。そこにいるしかないからいる奴もいる。
心の中ではめちゃくちゃに叫びたいことがいっぱいあるんだけど、うまく言葉にできないから何かにぶつける。
度合いとか状況とかが全然違うとしても、誰もが経験したことあるよね、
思春期(っていうよりも少年時代って言葉が似合う気がするな)の、誰かの何気ない一言で壊れてしまう脆さとか、孤独感の描写がすごくよかった。
でも、輝いている。
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