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ある男のエのネタバレレビュー・内容・結末

ある男(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

「市子」を観たときに、この映画と構成が似てるとのレビューを目にして鑑賞。

結論から言うと、わたし的には全く違った。
市子は無戸籍の少女が、1人の人間として生きていく様を描いててサスペンス味が強かったけど、この映画は、犯罪者の子どもとして生きることに苦しむ男の悲しい人生を描いていて、ヒューマンドラマ寄りにフォーカスが当たってる感じがした。
市子より好みだった。

戸籍を交換して新しい人生を歩めるって、ちょっと羨ましくなった
この時代、同じように考える人多いんじゃないかな

変えられない過酷な人生を送っても、最後の3年間は「誠」として幸せだったよねって思うと涙が…。このまま幸せに生き続けてほしかった。

犯罪者の絵が怖かった
でも窪田くんが犯罪者じゃないなら、なぜ父親と同じように目元がえぐれた絵を描いてたのだろうか

オチは世にも奇妙な物語かと思った。
一気にチープになってしまった気が…



役者の演技力が素晴らしく、謎の安心感があった。
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