明日を生きるのが辛いなら、
今日のこの日を精一杯生きろ…
フジタツ主演のアクション映画。
ずいぶん前から今度のフジタツは、「爆弾を仕込まれる」みたいなプロモーションされてて、気になってたやつ。
邦画にしては大掛かりかつ、色んな海外ロケもあって、それなりに派手で楽しめるアクションってのが率直な感想。
中身的には、ハリウッドなら掃いて捨てるほどある感じですが、それをフジタツと竹内涼真が演ってるってのが最大のポイント。
前半、唐突のチェイスシーンからの市原隼人を前座に使うあたり、掴みはGOOD。
そっから謎の韓国人たちが出てきて、ブルガリア舞台やのに、謎にアジアンなテイストになっていく。
突然の回想と、それに無理矢理こじつけた屋上での戦いはかなり微妙でしたし、最後も無理矢理回想のキャラと繋げていくのは、一瞬の以外さはあるものの、総じて蛇足感が否めんかった。
しかもフジタツの過去ばっかりなので、かえって田岡(竹内涼真)の過去がめっちゃ気になる。
列車のシーンはハラハラして良かったので、船ではなくアレをラストに持ってきても良かったのかなとか思ったり。
やっぱりスパイものを期待してたので、変装や潜入から、見つかってもうてバトル!っていうボンド的展開をやってほしかったし、もう少しヒロイン的な人との絡みを増やしてほしかった。
邦画として観れば、豪華キャストで退屈せずに楽しめるのでよかったのですが、もう少しの派手さが備わっていればなおよしでした。
宅配物として木箱からボコっ!ってフジタツ出るシーンは、予告編にもあったけど笑っちゃう。今やってる「青のSP」然り、良いフジタツが多いから、やっぱり本来のフジタツに戻って欲しい感もある。
竹内涼真が好きなら、大胆なヌードシーンがあるので良いのかも。
2021年劇場観賞14作目