こく

7月22日のこくのレビュー・感想・評価

7月22日(2018年製作の映画)
4.2
ノルウェーの大量殺戮テロ事件を、事件発生前からその後の裁判まで、丁寧に描いた作品。

銃乱射大量殺戮場面のみを映画化した『ウトヤ島、7月22日』の後に観ると、テロ事件の全貌がよくわかる。

新自由主義が生んだ格差以降、世界中に広まった排他的な民族主義。それに染まった狂人が起こしたテロが、本当に何の救い用もなく、ただ悲しいだけ。彼に法的な罰を与えても意味はないのも、むなしい。

今、スケールこそ小さいが、日本の西川口で起きている外国人排斥問題。誰かが、暴発しない事を願います。
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