ひろ

シャークネード ラスト・チェーンソー 4DXのひろのレビュー・感想・評価

4.0
2と3しか観ていない自分に対して追い討ちをかけるかのように、いきなり先史時代から始まり、しかもフィンが知らないキャラと話し出した。
心配?不安?
そんなものはない。
俺はこの映画を観る上での絶対的なルールを知っているからだ。

・ルール①
考えるのをやめること
・ルール②
全力で楽しむこと

このルールさえ知っていたら、きっと鑑賞後はこう言うだろう。
ファッ〇ンなクソ映画だと。
最高だ。上等だよ。

CGはチープだし、テンポは悪いし、途中からはもう展開や世界観が理解出来なくなる。
だが、それでいい。
制作陣は自分たちのやりたいことを立派に貫いたと思う。

理解されようとしなくていい。
酔狂で変態なファンが勝手についてくるんだから。
こんな映画が6作も続いたのは奇跡としか言いようがないし、B級映画の鑑だと思う。

もちろん全部がつまらないわけではなく、SWやBTFや猿の惑星のオマージュで笑わせてくれたり、懐かしのイナバウワー斬り(勝手に命名した)を見せてくれたり、良い部分もちゃんとあった。


全体的に評価するとしたら確実にマイナスなんだけど、どこか憎めなくて、むしろちょっと好きになっている自分がいて、でも2回観ようとは思わない素晴らしい作品だった。
この映画を観るのに費やした2時間の使い方に思いを馳せることで、今後の人生を豊かで実りあるものにしたいと強く思うことができた。
この出会いに感謝したい。
ひろ

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