海老川

ROMA/ローマの海老川のレビュー・感想・評価

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
4.0
この映画の差別観っていうのがまさに今の時代にこそ描かれなければいけないもので、それが高い評価に結び付くのは当然のことかなと思うのと同時に。

これが監督の幼少期の体験を基にした9割型真実のお話というのが奇跡的というか。
この監督がこの幼少期を過ごして、映画監督になって、この時代にこのテーマの作品を作って、それが評価される。ということが物凄く意義深いことだなと思います。

題材も題材なら画も画で。そら撮影賞だなって感じの日常的で非日常なアート。
特徴的な横の動きが淡々と日々を過ごすクレオを見据える。
そこから切り取られたワンカットは全てが意味のあるもので物語が進むに連れてジワジワ効いてくる。

NETFLIX配信ながら完全に映画館で観る作品だ。この公開されてるタイミングで配信視聴する意味は無かったかもしれない。劇場で観たらもっと評価高まってたと思う。
でもスクリーンであのクソ孕ませ野郎のちんこキチゲ大解放は中々きつい。
海老川

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