菩薩

冬時間のパリの菩薩のレビュー・感想・評価

冬時間のパリ(2018年製作の映画)
3.0
デジタルだ!アナログだ!かましてるいい歳こいた大人達がみんな裏ではちょめちゃめかましてる。でも夫婦って物に囚われ自分を縛り続けても、それは結局夫婦生活そのものに悪影響を及ぼしかねないし、浮気してるって罪悪感からお互いに優しくなれれば、それはそれで一種の「円満」だろうよ、なんてのは大変おフランスな価値観だと思った。恋愛にも文化にもどんな物には二面性って物があって、どっちか片方に偏ってしまったらつまらないし、衰退にも繋がってしまう。他人の意見を聞き入れ、時代の要請を取り入れ、変えるべきところは柔軟に対応していく、ただどうしても譲れないところは自分を殺してまで譲る必要は無いし、結局いつの時代も人間は他人のスキャンダルとSEXが大好きってのは変わらない。そういやSuchmosも「変わり続ける、変わらずにいる為に」みたいな事言ってた、ダセェとか言ってごめんねヨンス。台詞の量がエゲツなくて、映画納めの前に富士そば納めじゃい!とカツ丼セットぶち込んだ後にはなかなか厳しい映画だった。まぁ白熱議論と泥沼不倫、それ自体がこの映画の二面性として機能(?)してるんだろうけど。にしてもバイセクシャルなセクシーガール役のクリスタ・テレの裸体は、今年観たなかでは一番綺麗だった気がする、あそこで一発で目が覚めた。
菩薩

菩薩