このレビューはネタバレを含みます
引き当ててしまった…
これがあるからネトフリサーフィンやめられません。
ティモシーシャラメの魅力全開。目のやり方や声の出し方、そのどれを取っても色気がある。
一足、いや十二足先くらいに大人の階段を登ってしまう少年の覚束なさを見事に演じきっている。
ストーリーのテンポも凄くいい。麻薬売買が「キッカケ」と「スパイス」であって「核心」じゃないストーリー構成もニクい。
会話のシーンが多いが緊張と緩和の連続で冗長にならず次に何が起こってもおかしくない雰囲気が画面いっぱいに充満している。
どのセリフにも気を配られていてハッとさせられる新鮮な感動がある。
これには僕が個人的に敬愛しているタランティーノの作品と共通の「匂い」を感じる。
映画館で観たらもっと最高だったろうな〜
アメリカの郊外で巻き起こる暑い夏の大事件。大好きな親友にも大切な彼女にも一つの大きな嘘をつき続けることでしか気持ちを繋ぎ止められない主人公の焦燥。
暑い夏に空調を忘れて昼寝した時に見る強烈でそれでいて実体のない夢のような。
そんな映画体験を日本のうねるような暑さの中で是非鑑賞してみてください。
僕はあと3回観ると思います笑笑