回想シーンでご飯3杯いける

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

2.8
主人公の家庭環境や、サマーホリデーを過ごす事になる叔母の家や、その環境について語られる冒頭のモノローグが、、、、とにかく長過ぎ! しかもその内容が本編に殆ど活かされていない事も後から分かってしまう。

最初に悪い部分を吐き出しておくと、冒頭を含めて、ストーリーの練りこみがとても希薄で、話が進むとともに作品世界に引き込まれる熱量が全然足りないと感じた。

それでも何だかんだ言って最後まで観てしまったのは、絵になるシーンが満載だったから。深夜の移動遊園地、ドライブイン・シアター、女子のホットパンツ、閉店後のバーに忍び込んで炭酸ラッパ飲み、台風の夜、キャンディーのシェア等々、夏の恋を象徴するような要素が全て入っていて、メインの2人が美男美女なのだから、特に女性には受けそうな気がする。

にしても、先に挙げた要素って、本作の舞台になっている1991年というよりは、'50~'60年代の王道って感じがするんだけど、、、、。