愛

ラストレターの愛のネタバレレビュー・内容・結末

ラストレター(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

人が人を想うことの尊さ
風薫る季節、大人になった今と甘酸っぱい学生時代の話だと思いきや、なりすましが全てわかったのが転機、甘酸っぱさがほろ苦くなって、そしてそのほろ苦さが完全に苦くなる、移り変わりがすごい雲行きが悪くなる勢いが夏の天気みたいだった
ここでとよえつか〜〜って舌巻いた
違うんですか!と募る鏡史郎に違わない、俺のせいだ、お前ではないとまざまざと見せつけてくる分断された世界
彼女は自分の人生に影響を受けていたのに、自分は何も影響を与えていないということを分からせられてしまった痛さ、ぐうの音も出ない、
光が差し込む隙間がないあのシーン、あまりにも黒すぎる、愛は世界を救わないと本気で思わせてくる、救いのある結末でよかった
人生の全てが彼女を中心に回っていた鏡史郎が周り回ってヒーローになれていたんだね

姉と姉の娘、妹と妹の娘、属性は同じなんだなと思う

初恋ってすごいね、でも私はどちらかと言うと、想いを伝えなかった人のことの方が覚えているな


森七菜ちゃん演技うますぎない?びっくりした、世間は森七菜を過小評価しすぎている、あどけない演技すごすぎ

にしてもボルとゾイて雑すぎ、飼い始め方も買い方も動物愛護協会抗議待ったなし

「だれかがその人のことを思い続けてたら、死んだ人も生きてることになるんじゃないでしょうか」
「まあいいや、許そう。何をされても許そう」と笑う幼い頃の鏡史郎、愛だね、この時から愛してたんだね
「まるであいつが死んだのが俺のせいみたいな言いっぷりじゃねえか」「違うんですか!」「違わねえよ。俺のせいだ。だが、お前のせいじゃねえ」「お前はな、あいつの人生になんら影響を与えてねえんだよ」
「何かになりたかった俺は、自分から何者でもないものになった。亭主でもない、父でもない、ろくに仕事もしてねえ、なにもかもを人のせいにして。面白いだろう。小説に書けよ、続編書けよ。でも今度はお前なんかどこにもいないぞ。今度はてめえの一人称で書くんじゃねえぞ良いか」
「人の人生なんてな、そんなちゃちな本に収まるもんじゃねえんだよ」
「あなたは、私のヒーローだから」
愛