岩井監督は手紙が好きなんだろうな。
少し『Love Letter』を思い起こさせるシーンもあった。
ただ、福山さんの役作りとか、「自殺」「虐待」といった言葉が出てくるとか、なんとなくだけど、この作品には一貫性がちょっと感じられなかったような気がする。
福山さんでいうと、最初のほうでは、ちょっと不思議な人物なのかと感じられたのに、途中から、その不思議さが消えてしまったり?
あと、美咲は阿藤一人のせいで精神を病んでしまったのではないだろうに、そんな描写がされていたと思う。
阿藤を選ぶに至るには、それまでの人生全てが関わっているはずだし、ちょっと疑問を感じざるを得なかった。