このレビューはネタバレを含みます
静かにしっとりと進んでいく物語が心地よく、とても魅せられた。相変わらずロマンチックで美しい映画を作るなぁ、岩井俊二監督。
予告にもあった階段のシーン、本当に美しかった。
鏡史郎と未咲のシーンは高校生の時のわずかな期間で少しぎこちなくまだ遠い仲。その先の二人の画はない。それでも伝わってくる疑いようの無いお互いへの愛情、二人を思う人たちの愛情が深くて優しくて、見終わって「あぁ、よかった。」って思える。
一歩間違えればとても陰湿で恐いキャラクターになりそうなところをどこかコミカルな庵野秀明松たか子夫妻、とてもよかった!庵野監督、お疲れ様でした!笑
この作品なんといっても、森七菜ちゃんが素晴らしかった。圧倒的にナチュラルで気張った感じが全く無い。本当に素晴らしかった!
広瀬すずは、『海街diary』思い出した。あと、子供役が親の子供時代を演じることはあるけど、物語であっても遺影の自分を見る、回りは「そっくり!」の大合唱。あんな体験、常人にはもちろん超人にもできそうもない。どんな気持ちなの。笑
ところで神木くんはいつまで学生服着るの?