Garararara

ラスト・マッチ/ロード・オブ・ボクサーのGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

赤ちゃんの世話と、パンチドランカーになった夫の世話と受け入れがたい現実と孤独に苦しむ妻。
ボクサーの妻(家族)につきまとう現実。
自殺から希望を見出し、それを支えるリチャードとジャッキー。
一人でスピーチするマティ、許しと感謝と希望と願い。
淡々としてあるが切なく、誰もが苦悩し、希望を、生きることを選択する。
好みの映画だった。


マティ・バートン
WBO世界ミドル級チャンピオン
防衛戦アンドレ・ザ・フューチャー→激しい打ち合いの末判定で防衛
→パンチドランカー…運動障害と記憶障害、セックスOK(でも「お互いがしたい時じゃないとだめ」)
思い通りにいかないと暴力をふるいだす。
困るとアゴを触る。

エマ…妻
ミア…赤ちゃん
「私のあなたはどこへ? ひとりにしないで。戻ってきて。あなたが必要なの。…聞こえる?」

ひげ剃りが自分でできなくて、シェーバーを落として泣く

泣いてるミアがうるさくて、乾燥機に入れ(エマは別室で掃除機)
→ミアを連れて家から出ていくエマ

「マティは俺だろ」
チャンピオンベルトを持って外へ→川へ飛び込む
→結婚式の記憶、ミアの記憶、
→岸の倒木に引っかかり、這い出てジムへ
「マティが助けを必要としてる」
ジャッキー
「俺たち夫婦だと思われる」「結婚するなら男前がいい」

「頑張ればエマが帰ってくる」

アンドレの訪問
「勝ったのは?」「You」「ナンバー1(笑み)」
「それで君に伝えたかったんだ。すまなかったと。悪気は無かったんだ。もしやり直せるなら…。失礼なことも言った。俺は弱い人間で悪者を演じてたんだ。自分がしたことを恥じてるよ」「フューチャー。“未来(フューチャー)はここに”」

エマから電話「会いたいよ」「いつ帰る?」「水の中で君を見た」「水の中でミアも見た」
→苛ついて暴れなくなった。
電話を切ったあと、泣くエマ。そのそばで独りよがりに遊ぶミア。

髭剃りが一人でできるように。

マティ・バートンを祝う会
「フューチャー。僕は君を恨んでない。ボクシングのことも。今の自分があるのはボクシングのおかげだ。君が無事でうれしく思うよ。こんなつらい目に遭うのは、僕だけで十分だ。過酷すぎる。だからこの場で友人に患者を述べたい。リッチーとジャッキー、僕を支えてくれた。僕を見捨てずそばにいてくれた。愛してるよ。友達でいてくれてありがとう。数週間前…僕は自殺しようとした。死にたかったんだ。それで川に飛び込んだ。水の中で…妻を見た。娘の姿も。2人が生きる希望をくれた。チャンピオンベルトは川の底に沈んだが、ただのベルトだ。何のいみもない。愛する人びとの方がずっと大切だから。かけがえのない存在だ。毎日リハビリに励み、頭も働かせてる。このまま努力し続けて、僕の人生に最愛の家族を取り戻したい。ありがとう」

エマが傍に来て「あなた」、泣きじゃくるマティ「本当に君?俺のエマ。君だ。待った。最愛の妻だ。そばにいてくれ」「離れない」「どこにも行くな」「もうあなたを置いていかない」
→チークダンス
(マティが歌ってる?)

エマがガレージの引き出しから出したバッグの中の、ボクシングの“マティ・バートン”のランニングシャツと“ミア”のパンツ、エマと背負われたミアの写真

ジムで指導するマティ、迎えに来たエマとミア

20230606 453
Garararara

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