blacknessfall

ゾンビランド:ダブルタップのblacknessfallのレビュー・感想・評価

3.4
ヒットした前作から10年後の続編。エマ・ストーンとアイゼンバーグがブレイクしたからスケジュールが取れなくてこれだけ時間が空いたのかな。

前作公開時は空前のゾンビブームでそんな中『ショーン・オブ・ザ・デッド』の手法、メタ視点やパロディを効果的に使いコメディ・ゾンビ好きから絶賛された。おれもとても楽しませてもらった。そしてこの前作を契機にセンス・オブ・ワンダーなゾンビ映画さらに量産されることになり、その波を好意的に受け止めたくさん観た。おれはこれをNWOZM(ニューウェーブ・オブ・ゾンビ・ムービー)と勝手に名づけた笑

本作も前作の路線を踏襲していて笑えるゾンビ映画になっていた。メタ視点からの軽妙な語りかけ、生き残るためのルール、本シリーズの売りも強化されていい続編だと思った。
でも、あんまりノレなかったな。映画のせいじゃなくて前作公開以降もこの手のNWOZMがたくさん作られて、流石に食傷気味になり、なんかゾンビ映画自体に興味が薄れてしまったので、完成度の高い本作だけどあんまりシンクロできなかった。
ゾンビを性質ごとにタイプわけ、ビル・マーレーへの新たな弄り、とか本当に楽しませようとする姿勢は伝わったけど、NWOZM疲れしてるおれにはまったく刺さらなかった。やられればやられるほど、ああ、はいはい、NWOZMだからそうだよね😐と褪めた思いが湧いてきて、、笑

タイミングが悪かった。今求めてるゾンビはこれじゃなかった。次はOSZM(オールドスクール・ゾンビ・ムービー)仕様のやつを観ることにする。
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