このレビューはネタバレを含みます
世間知らずなのか、教養足らずか、若草物語を初体験
自分にとってはこれが「若草物語」であって比較対象がない
とにかく、いい映画を見たなって感想
ロマンスが止まらなかった
少女時代を才能に見出され、近所のイケメン御曹司に愛されて、気が強く、自分の意思を持っている
いわゆる天才の次女ジョーだが、
自分の才能を活かしやりたい事を突き詰めていく
イケメンとのやりとりにロマンスが溢れかえってる
大人になるにつれ強く自分の意思、夢を貫いて生きた
が、時代はそうではなく「女は結婚しなければ独りで生きてはいけない」という時世
ジョーの意思と相反するように姉の結婚、妹の死、心の寂しさから夢も諦めかける
この辺で胸が締め付けられるような感覚
しかしながらベスへ捧げる最後の作品として自分達のことを書き綴っていく
さらにここへ来て、ローリーへの愛を思い出して告白の手紙も書くが、妹と婚約したことを明かされ悲愴に覆われる
でも最後はしっかりとロマンスで締め括る
愛や恋、結婚なんてと言ってたジョーが、あんなキラキラした目でウットリして…
セリフなしに伝わるこの辺の演技が素晴らしい
少女時代と現代とシーンが度々移りつつ進むが、色遣いや細かい表情、仕草でわかりやすく表現してる
あえてシーンが移り行く演出のおかげで少女と今と感情の違いとか変わらない想いとかを表現している
女性を応援する作品