tokyogirl

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のtokyogirlのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

美人なのに控えめで、身近にある柔らかい小さな愛を享受したメグ。
野心をもって強く生きて夢を叶えたジョー。
明るい少女時代を駆け抜けたあとに、凛とした女性として生きようとしたエイミー。

一人一人これだけでもすごくすごく魅力的なんだけど、この作品はそれだけじゃなくて。

愛する人と一緒にいても他人と自分を比べてしまうことも、自分で選んだ孤独が辛くなって無償の愛だけが欲しくなることも、世間体や名誉より愛する人と一緒にいたい気持ちもあることも当たり前にみんなあるから。その悩みが、葛藤が、一つ一つ丁寧に描かれているから、共感して、よくわかって、自分と重ねて、みんなそうやって生きているんだって勇気をもらえました。

一人一人の成長する姿がすごく美しかった。ベスを思う気持ちが暖かくて辛かった。出てくるみんな素敵だった。
美しいなぁ人間って。そう思える作品でした。
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