監督は「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ。出演は「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」のシアーシャ・ローナン、「ザ・サークル」のエマ・ワトソン、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「マリッジ・ストーリー」のローラ・ダーンなど。
しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる隣家の青年ローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが。
美しい4姉妹は個性も立っていて非常に眼福。かつて何度も映像化されてきた作品なので、観る人によって思い出も様々であるだろう。
時系列がバラバラだがそれは観ているうちに慣れてくる。非常に優しい物語で、観ていて心が暖まる内容になっている。
女だから無理だと言われる時代で、自分の力で生きていこうとするジョーは非常に勇敢。性別によって決められてしまう人生を変えようと必死に生きている。
それだけではなく美しい家族の絆や、すれ違う愛を描いたラブストーリーであり心を揺さぶる内容が多分にある。
ただ非常に良い作品ではあるものの、個人的に今の感情だと少し退屈に感じてしまった。恐らく期待すぎたためだろう。
心が暖まる優しい映画。
