このレビューはネタバレを含みます
始終美しすぎて、絵画を鑑賞している気分になる映画
雪の中、近所の家に食料を届けに行くシーン
キセルを咥えた少年たちのような姉妹会議、
ローリーとジョーが凍った池でスケートをするシーン、クリスマスの飾り付け、
ジョーが父のために髪の毛を切ったシーン、
エイミーがジョーの原稿を燃やしてしまうシーンでさえも、
すべてが美しすぎて別世界のようだった
4姉妹、(そして何よりも母)それぞれがそれぞれの感情を抱えながら強く生きていく。
素敵でした
「女は結婚してこそ幸せ」
もちろん結婚は幸せなことだと思うけど、
この価値観を知らずのうちに押し付けないようにしたいよね
ストーリーは、時系列がバラバラなので
前半が理解できなかった
後半になるにつれて、
「あ、あの伏線か!」
「あのシーンはこういうことだったのか」
と気づける構成だったので、
全部見終わった後でもう一回見たくなった
とくに映画の転換となるシーンとか
起伏が激しいわけではなくて
淡々と美しく、そして熱さを秘めて進んでく
そんな映画でした
なんだか大人な映画だった
そして24歳の私には、
「少女時代が終わってしまう…」と呟いたジョーの気持ちが痛いほどよくわかりました