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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のmittskoのレビュー・感想・評価

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うん、なんか好かったな 爽やかで清々しい人たちの人生に触れられたような気がした

実に堂々たる、達者な作品でした 舞台はもちろん、衣装や小物にまで、お金をしっかりかけてる こういうこだわり、素晴らしい!(*'▽')

あと、音楽的でアッパーな編集もすごく印象にのこった その方針の採用は、きっと大変意図的なんでしょう すなわち、困難や苦悩を人生の糧として、前を向いて、家族や友人らと共に生きていく登場人物の女性たちの、勇敢でたくましい姿と生命を描くことに貢献している、ということ お見事!

脚本も見事! 『若草物語』第二部を中心に、第一部を織り交ぜ、第三部にちょいと差し掛かる… 「子ども」から「大人」への転換期をクローズアップした、ということですね

さらにそこに、つよい意志をもって、独自の解釈改変を、ほんの少し加えることで、主人公ジョーの、強くたくましく、しなやかな生き様を、鮮やかに描きなおせているな、と思いました なんたる達者さ!

とくにボクが好きなシーンは、《足首の捻挫の手当で、姉妹らとお母さんがわちゃわちゃ、わちゃわちゃしているシーン》、《ジョーがとり憑かれたように原稿を仕上げていくシーン》…

そして、鳥肌が立ったのは、《ジョーの原稿をたまたま読んだ少女たちが、目を輝かせて部屋に飛び込んでくるシーン》、でした…(=゚ω゚)ノ
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