動く絵本を通して、味わう西洋美術。
て感じの作品。
他の人の指摘の通り、邦題が誤解を与えてる。
時間の旅は特になくて、その当時のパリが描かれてるだけ。
ニューカレドニアからやってきたディリリと、正義感の強い友人オレルの2人を中心に少女誘拐事件に立ち向かうシンプルなお話。
ヒューマニストとして有名なミッシェル・オスロが今作で描こうとしているのは、社会に置ける女性の台頭に対する男性の拒絶反応。それを子どもでも分かるくらいシンプルに描いてくれてる。
アンパンマンとバイキンマンくらいと言ったら、大げさかもしれないけどイメージはそんな感じ。
舞台が“良き時代” ベル・エポックのパリ故に、ミッシェル・オスロが生み出す独特で美しいアニメーションだけじゃなく、耳でも楽しめる芸術作品にもなっている作品。
この人の作品は心の栄養になるタイプ。