このレビューはネタバレを含みます
やぁっっとドニー先生の授業を受けることができました！！！！！！！待ちに待ってた！！！！！！！
お話はとてもテンポが良くて、きっといろいろな要因で世に蔓延ってしまった社会問題を織り込みながらも単純明快。こんなふうに更生し、解決の道を歩めるのは、そのように導いてくれる教師のいるのは、そしてそれがドニーさんなのは、最高の理想像です。生徒たちはみんな心根が素直だったから、きちんと親身に向き合ってくれるひとだったから、あんなふうにいいほうへ転換してゆけたんだろうけれど、ドニーさんが先生なら誰だって我が身を省み、いい人間になろうと、学び直そうという気力が湧いてくるかもしれません。そんな突飛で不思議な説得力がドニーさんにはある！！！！！！！
作中でドニー先生（役名はチャン先生）が仰る名文句に
Knowledge is power．
というのがあります。これは本当にそうで、知識に裏打ちされたものってやはり強いです。どうして？って尋ねたときに、これこれこういう事実（もしくは通説・教科書的内容）に基づいて私はこのように行ないました、って根拠を説明してくれたら、例えそれが結果的に正しくなかったとしても、あぁそうかってひと呼吸おいて、でも実はこの場合ではこっちの考え方を採用するのだよ、って軌道修正を促せるかもしれないし、自分が知らない最新の知見だったりしたらむしろありがとうじゃないですか。最近、自分がいままで培ってきたものを用いて指導する場面が増えたので、いっそうそのように感じます。
各生徒のバックグラウンドのエピソードの挿入がとてもよきかなと思いましたが、描きたいものがたくさんありすぎてカットされてしまったに違いないと私が勝手に想像しているのが、ユーカンさんとのラストバトル。ここにまつわる在学中からのこじらせエピソードとか、合わなかったあいだにそれぞれの身に起きたこと（ドニー先生のほうは語られていたけれど）とかが、もう一歩踏み込んだところまで見たかったなと思いました。もしかして特典映像で入れてくれますか？
そうそう、序盤に出るスタッフ名の中に、詩詩さんのお名前を見つけた気がしたので、さきほど検索してみたら、どうもヤングドニー先生役の少年を見出したのは詩詩さんらしいではありませんか。歳に似合わず何かを諦めた、冷めた目の少年。悪巧みじゃなしに無邪気に笑って欲しいと思う芝居でした。この少年が演じるヤング時代のドニー先生の物語ももっと見たかった！！！！
ロッカールームや教室が全壊するアクションシーンは、目まぐるしいながら何が起きているかが明確で、かっこいい。ドニーさんを素敵に見せるやり方を知っているのは、この世で谷垣さんと詩詩さんだけなのだろうな。
はぁ〜〜〜ドニー先生とハイファイブでさよならまた明日ってやりたいな！！！！！！卒業したくないよ〜〜〜〜〜！！！！！
