さうすぽー

A-X-L アクセルのさうすぽーのレビュー・感想・評価

A-X-L アクセル(2017年製作の映画)
1.5
自己満足点 28点

DVDのパッケージに惹かれて観賞しました。
今年の映画だとは知らなかったです。

う~ん...この映画、良いところが全然無い上に悪い点をあげづらいので、正直何と言えば良いかがわかりません(^_^;)

ですが、率直な感想を言うと"かなり退屈でつまらなかった"です。
とは言うものの、「劇場版コード・ブルー」や今年の「ダンボ」のように観た後に怒りが込み上げたわけでもなく、感情はただただ「無」の状態でした。

話の内容としては昔の「AIBO」のような犬型ロボットを軍事利用する兵器として作られたけど、ある日脱走して一般人の主人公に出会うという、まぁよくある題材です。

とりあえず良かった点を思い出しながら言うと、
主人公の演技は悪くないと思います。
全然知らない若手で特別素晴らしいわけでは無いけど、悲しげな表情とかが良かったです。
主人公のバイクシーンも無駄にかっこ良かったですね(笑)
ロボ犬と主人公が遊んでるシーンも悪くは無いと思います。

良かったのは本当にそれくらいで、あと結構クソですね(笑)

まず、主人公がロボ犬と出会うまでが長すぎます!
そっちがメインのはずなのにどうでもいいオートバイのストーリー展開が長々と続きます。
なのに必要性が全然感じられません。

そして、殺人兵器という軍事利用のためのロボ犬なのに性能はかなりポンコツ(例としてそんな高くない所から落ちて故障する等)ですし、ロボ犬のデザインも他の作品で見掛けるような感じです。

設定が古臭く感じます。
10数年前の「AIBO」がいた時代に作ってればこの映画ももう少し評価されたかもしれないです。

キャラクターも誰一人好きになれないです。
主人公はガキ臭くてクズだし、ヒロインが何故主人公に執着してるかわからないし、その友達もただの不良で、ロボ犬作った科学者も変にマッドサイエンティストで、どこを褒めたら良いかが解りません。

アメリカの映画なのにCGもクソです。
ロボット犬のCGは悪くは無かったのですが、ドローンのCGが安っぽすぎて観るに耐えられなかったです。

この映画の上映時間は約90分ですが、普通に2時間以上に感じました。
展開が超スローペースな上に中身が詰まってるわけでも無いので、観てるのが退屈で仕方無かったです。

人間とロボットの絆は今年だと「バンブルビー」があったのでその形で観たのですが、「バンブルビー」の方が絆は感じるし、CGも迫力があります。

感動を誘うような演出もあったので好きな人はいるかと思いますが、個人的にこの映画は全然オススメ出来ません。

2019年 ワースト5位