紅茶

マイ・ブックショップの紅茶のネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

たいへんに美術がよい!おようふくが可愛い!

主人公はおとなしめなファッションながらドレスアップしたときのイヤリングやブローチなど細々したところが素敵。道行くスキップで走り去る女の子の服装まで可愛い!apolinaとかBONJOUR DIARYみたいな服着てる!
モリスの壁紙!アンド雨傘!
(裕福なんか??価格の感覚がわからん!)


「彼女は私に言った
人は本を読んでいる時
物語の中に住む
本という家の中で暮らしている
彼女が何より愛したのは
読書のあとにも続くー
鮮明な夢を見ているようなひとときだった
本がもたらした感情に浸りつつー
散歩するのも好きだった」

掴みからバッチリです!


狭い狭い町で何があったか誰が何を言ったかなど筒抜け、
いろんな嫌味を飲み込んでかわす夫人の忍耐と賢さに尊敬の念を抱きながら鑑賞。
わたしならこの嫌味と逆風の嵐に簡単に萎えてしまうし、こんな賢い返しで交わしてなどいけない。

レイ・ブラッドベリ読みたくなる!

怖いおばちゃん(もとい貴婦人ヴァイオレット、ヴァイオレットって感じ!!)の役をわたしの大好きな女優がやってて内心安心して観てたというかもっと出てきてと思いながら観てました。いつ観ても美しいわ。
ずっとすばらしい女性の役をされてたけど、悪い役だってなんのそのなムード。説得力抜群、演技力抜群。



凝ったカーディガン(自作という設定!)を着たオシャレ賢い少女、クリスティーンが最高やった。令和のハーマイオニーやん。

ブランディッシュさーん!!!!!
しかし彼女が夢を手放さざるを得ず町を去る姿を彼が見なくて済んでよかった。

冒頭のナレーションは大人になったクリスティーンだったのか…
ブランディッシュさんが最後まで大事に手にしていたのが
冒頭でフローレンスが散歩で置いてったスカーフだったり、
細やかにこちらをもてなす伏線が用意されていた。
よかった!!
紅茶

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