Sari

マイ・ブックショップのSariのレビュー・感想・評価

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
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2019/04/07 伏見ミリオン座

伏見ミリオン座移転前最後の日。
『マイ・ブックショップ』最終上映だったのもあり、ほぼ満席でした。

第二次大戦後のイギリスが舞台ですが、周囲からの圧力に対し、勇気を持ち自らの信じる道を貫く女性を描くことで現代的な作品になっていると思いました。
決してハッピーな展開ではないのに、イギリスの海辺の田舎街と雨模様のお天気、英国の伝統的なファッション、そしてイギリス人俳優の英語のアクセントや音楽が心地よく、気が付いたらエンディングでした。
映画の筋とは関係ないですが、
アフタヌーン・ティーのシーンを観て、久しぶりに美味しい英国式の紅茶が飲みたくなりました。
あのクグロフ型のレモンケーキも食べたい!
クリスマス時期になると必ず観ていた『ラブ・アクチュアリー』のキャラクターとは違いますが、ビル・ナイさんのお元気な姿が観れて嬉しかったです。英国紳士なファッションも素敵でした。

ネット社会である今日、改めて本を手にする事、読書の重要性や価値についても考えさせられました。
ここで観る最後の映画がこの作品で良かった…そうしみじみと感じる作品でした。
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