このレビューはネタバレを含みます
思春期の女の子の悩みや寂しさ、それを誤魔化すための非行、そして身体の変化……。とても悲しい映画でした。
魚がいなくなったことはすぐに気付くのに、娘の不安には一切寄り添おうとしない母親の姿。
非行に走る理由を考えようともせず、カウンセラーに丸投げするような両親の言動全てがミアを追い詰めていく。
それでも愛されたいという思いがミアから伝わってくるのが見ていて辛い。
最後を解放と見るのか、救われなかったと見るのか……。
犯罪は良くないけど、ジアンナがすごくいい子で良かった。強い子だけど、その後は大丈夫なのだろうかと、余計な心配をしてしまった。
ミアもジアンナも美人。
映像の独特な雰囲気と色合いが良かった。