にっきい

楽園のにっきいのレビュー・感想・評価

楽園(2019年製作の映画)
2.8
熟女の下着姿、艶かしい。

1回か2回予告見てちょっと気になってた作品。
とりあえず面白そうなミステリーだと思って観に行きました。

パンが食べたい男と犬が飼いたい女の話し。
これ観て思い出したのが『凪待ち』や『台風家族』。
要するに、事件が起きても捜査がメインのミステリーや無く、事件に振り回されて不幸になる人たちの群像劇です。
しかも暗く重いだけやなくて今作、かなりの胸糞展開。
例えば少女行方不明事件で、村人が勝手に容疑者だと思った人の家に乗り込んで犯人扱いする。
警察じゃ無いから当然捜査権なんて無いのに、扉蹴破るは窓叩き割るは、もうやってる方が完全に犯罪者。
しかも一般人だけや無くて市役所職員も混じってるって、新聞沙汰になるよね?
例えば他の村人達より若いから万屋的に散々色々やらしといて、少し気に入らん事があった途端に村八分。
閉塞された山間の限界集落のような村だから、1度始まったイジメは先祖の墓石に落書きするほどエスカレートする。
今作、短編を2作上手くまとめてて、エンドロール観るまで1つの作品だと思ってました。
最後に少女行方不明事件の真相を暗示するようなシーンと、村八分にされた男の逆襲があるんやけど、結末のせいか、どうもスッキリしない…。
そこに至るまでのセリフも経過を言わずに結果だけで会話するから、観てるこっちには難解。
事件に無関係な事ばかりで、真相に近付こうとしない、悪い意味で"先の読めない"展開でした。
全員がそうなんで監督の演出だと思うけど、演技が大袈裟過ぎるのも気になりました。
下着姿だけかと思ってら、おっぱい丸出し、全裸後ろ姿と片岡礼子さんめっちゃエロったです!

今作観たシネコンの1Fに花まるうどんってファストフード店があるんやけど、そこにいつもいるデブでチビなおっさんぽい店員さん、男なのに…、後姿で制服から透けて見えるブラジャーのライン…?
メンズブラ?それとも性同一性障害?
理由があるのかも知れないから蔑視するわけやないけど、見た目が個性的過ぎて…、かなり強烈!




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2019年10月19日
鑑賞回:20:40〜23:00
劇場名:TOHOシネマズ二条
座席情報:SCREEN2 G-9
上映方式:2D 通常
レーティング:G
上映時間:129分
備考:公開初週週末観客動員数10位、レイトショー
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