トランスジェンダー、女性でありたい、身体的には男性であるララの物語。
LGBTって、日本でも都心ではだいぶ受け入れられてきているように感じるけれど、当事者にとっては、まだまだ障壁を感じるところが大いにあるだろうな、と思う。
この作品のララの行動は、なかなかに痛々しく、身体を削って生きるとはこういうことなのか、と訴えてくる。
心ない好奇の眼、思い通りにならない自身の身体、社会的にこうありたいという自身の理想と現実。
この物語のその先で、ララはどこに向かい、何を為していくのだろう?
願わくば、二本の脚でしっかりと歩いていて欲しいな、と思いました。