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女競輪王
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『女競輪王』に投稿された感想・評価

邦題が秀逸! 『競輪女王』だと単に女性競輪選手がダービー制覇したということしか伝わらないけど、『女競輪王』だから「あたし、女だけど競輪やってるの! しかも無敵!」の咆哮と、訓読みならではの煽情効果を生んでるはず。原題は『ウォンナ・クェイリン・オー』だよ! ウソウソ。
顔は地味だがムネはある、古さをさほど感じさせない上昇志向のヒロイン・ミキチャン(前田通子さん)が、街乗りチャリしか触ってなかった庶民なのにいきなり一流の競輪選手に変身しちゃう、謎の偉人伝。
競技リアリティーほとんどないんで、車券よく買うディープなギャンブラーの皆さんは肩肘張らずに観ることよ。。
では、恋愛マスター(自称)・お洒落マスター(自称)・邦画マスター(自称)・洋画マスター(自称)・ついでに競輪マスター(自称)の立場から、感想を語ります。コホン。

◆恋愛マスターとして想ったこと◆
ケンイチ(杉山弘太郎さん)とシンチャン(沼田曜一さん)。。区別のつきやすいイケメン二名のうちの、感じいいほうケンイチの動きなんですけど、ヒロインのほっぺのゴハン粒を取ってあげた後、草原に捨てるの/どうするの? そこは、いったん草上に捨てようとして指にこびりついて離れなかったからペロッと食べちゃう、のがいいかもよ?
ともかくも、ほほえましいラブの糖が序盤から小さじ何杯かふりかけられてて、「昔の邦画って、美しいなーぁ」と素直に思えた。

◆お洒落マスターとして気がついたこと◆
ケイチャン(遠山幸子さん)が、雑誌「少女クラブ」の表紙画みたいな昭和な顔立ちに昭和メイクで、名画座的に香ってました。
あと、旅館にて恐ろしい関西弁でまくしたてるキク姐さん(加藤欣子さん)の斜め後ろでメンチきってたエキゾチックな女性が、映えのよい眉美人だった。誰?
ヒロインのミキチャンは、鳩胸ぎみでアンダーが80弱はありそうで、バーンとしててもたぶんCカップ半程度だと思うけど、画への彼女の支配力が(さっきも書いたけど)時々現代的って思えるのが何だか健康的な意味でステキ。

◆邦画マスターのつもりで◆
ダンスホールでのジャズの使い方が巧い。終盤のオーバーラップんとこの音楽も適切にかぶさってた。音楽そのものがいい、という意味じゃなく、使い方がすごく適切。

◆洋画マスターにもまあ及びませんが◆
上野駅での別れのとこ、ウィリアム・ワイラーっぽい。あと、新人が馴れ馴れしく女王に名を売る姿の循環が、『イヴの総て』っぽい。学んでるってことか。

◆競輪マスターとして心を鬼にして◆
猛練習シーンをあまり見せないのはいいとして、試合の迫真性がゼロすぎる。(※私は前につきあってた人に連れられて競輪場・競艇場で遊んだことがあるので、異常に詳しい。ちなみに、ここ10数年間で私が憧れた日本の美人女性スポーツ選手は、滑りのミキティーと蹴りのサメのほかには魚住香織さんだけ。そう、競艇には女性選手が今でもごろごろいる。男女混合で戦ったりしてるよ。)
で、本作のレースは! 固定自転車のペダル回してる女優一人(ずつ)の、背景画をただクルクル動かしてるだけ。モノクロだからヘルメットの色で見分ける楽しさもないから、よほど工夫しなきゃ試合(特に残り一周半)の迫力なんて出せないのはわかりきってるんだけども、そもそも「工夫」が一切ない。全然ない。まるっきりない。例えば、ラジオの実況をかぶせるとか、ゼッケンをひんぱんに映し込むとかすればいいのに。レースをナメてる。
工夫をサボりまくったせいで、ほとんどの試合が、27連勝のミキチャンの「逃げ」で決まってる。チラチラと後ろをふりかえるばかりの動きでそれは確実。競輪ではそれはありえない! 逆風を最大に受ける先頭選手がそのまま勝つなんていうのはめったにないのに。自転車をナメてる。
あとは、それらしく落車シーンを連ねたものの、先頭や番手(←二番手の意味)が転倒すればかなりの高率で後続車も巻き添えで転んで惨事になるものなのに、いつもいつも内側のふかふかの芝に一人か二人が寝ころびるだけの本作。落車をナメてる。
日本一に登り詰める最終戦だけは、追い込み(逆転)で勝敗ついた、ってことにしてた。それとて、ゴール前なのか最終直線なのか最終コーナーなのか、抜くところを撮ってないから決まり手がわからない。結局、競輪らしい競輪シーンが一つもなかった。ギャンブルをナメるな。
観客も、喚声ゼロ。「2・4、2・4、2・4、2・4! 行けーっ!」「こらーっ!!」とかの声が乱舞してない。競輪狂いをナメるな。
主役ふくめて、女子競輪選手役の多くが、ただのホステスか女優さんにしか見えなかった。命懸けてる競輪選手をナメるな。
あ、いろいろ書いたけど、私は競輪で当たったこと一度もないんだ。てか、一回しか行ったことないもん。ゴメンネ。(競艇のほうがはるかに当たりやすいよ。すぐ儲かるよ! ただし、本当に稼ごうと思ったら三連複にばかり大金つぎこまなきゃダメ。最近は私らみたいに若いカップル客やオッサン化女子もいるよ。意外とお洒落だったりするんだよ、競艇は。室内観覧席からツルツルの大窓ごしに眺めるから、TOHOシネマズみたいにスクリーン感覚だし! 二回しか競艇場行ったことないけど競艇が私は好き。あれ? 何の映画の話だったっけ。)

[ぴょ]
mingo

mingoの感想・評価

3.7
千葉の魚屋さんの娘が競輪選手になって成功を目指すスポーツ根性もの。熱気のある競輪場に溌剌とした前田通子が観ていて楽しい競輪喜劇。戦前の江川宇礼雄から想像も付かないチャップリン体型の彼の姿にはがっかりだが、前田の風呂シーンでは前田だけが湯船の外で洗っているというのはサービスシーン以外のなにものでもなくて笑った。ライバルの存在、ヤクザの八百長、恋愛そして結婚は人生の墓場だわと冒頭でわかるように結婚観など様々な要素を盛り込み、映画としてよくまとまっている。
ラスト私もお姉さまのようになりたいと登場するのが今もシンゴジラなどにも出演している原知佐子。気の強さが押し出されていて印象的
半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.0
前田通子の女優人生を知ると、主人公の負けず嫌いでしたたかで計算高くトップにのしあがる女性競輪選手と前田自身が被って見えてきて味わい深くなる。そして『イヴの総て』を思わせるラストも、この一年後に起こる前田の新東宝退社→三原葉子や万里昌代といった後進のセクシー女優の活躍の流れに繋がって見えてくるのが皮肉。

女性競輪選手がどういう訓練を受けているか、どういう生活を送っているのか詳細に描かれているのも今となっては貴重。でも肝心の競輪シーンは合成丸出しなので少し興ざめだけどね。あと主人公がどうして強い女性競輪選手になれたのかという重要な部分を一切描いていないので、トントン拍子にトップになっていく過程に違和感があるのが残念。

沼田曜一、江川宇礼雄、鮎川浩といった新東宝おなじみのキャストによる脇役のサポートも見事、あとこれがデビュー作品となる北沢典子の現代のアイドルにも匹敵するキュートさは必見。

あとこういう真面目なスポーツ映画でもちゃんと前田のお色気シーンを用意しているのがさすが新東宝。