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女競輪王のmingoのレビュー・感想・評価

女競輪王(1956年製作の映画)
3.7
千葉の魚屋さんの娘が競輪選手になって成功を目指すスポーツ根性もの。熱気のある競輪場に溌剌とした前田通子が観ていて楽しい競輪喜劇。戦前の江川宇礼雄から想像も付かないチャップリン体型の彼の姿にはがっかりだが、前田の風呂シーンでは前田だけが湯船の外で洗っているというのはサービスシーン以外のなにものでもなくて笑った。ライバルの存在、ヤクザの八百長、恋愛そして結婚は人生の墓場だわと冒頭でわかるように結婚観など様々な要素を盛り込み、映画としてよくまとまっている。
ラスト私もお姉さまのようになりたいと登場するのが今もシンゴジラなどにも出演している原知佐子。気の強さが押し出されていて印象的
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