GAMAKO

グリーンブックのGAMAKOのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.7
特徴__________________

黒人ピアニスト“ドク”と白人用心棒“トニー”
あべこべな2人が苦難多きツアーを巡る映画
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再鑑賞!いつみても良い作品です!

主軸は黒人差別ですが、
苦しいだけではなく、そこに友情というぬくもりがあることが他ならない魅力。
トニーのように知ってしまえばなんと下らない差別なのだと、
改めて気付かせてくれます。

シャーリーは並みならぬ努力を重ね
格式を持って生きてきたわけですが、
それでも白人とは同様に扱われず、
なんなら裏目にでて黒人にすら受け入れてもらえない孤独に塞ぎ混み、
私の“切なさ”は速攻でキャパオーバー。
裏であんな屈辱を受けながら営業スマイルを全力でする彼の健気さを何と表現したらいいのでしょう…?
トニーと過ごす上で起きる問題にすら
黒人という事だけでまた1つ厄介なエラーが生じる不条理。

一見ストレスフルなストーリー。
そこに現れる緩和材こそ我らがヒーロー
“トニー・リップ”なのです!
少々荒い性格で暴食のすぎる彼ですが、
シャーリーと視聴者の不満をすべて代弁して
スカッとさせてくれます。
フライドチキンを食べながら運転だってできます!

いやぁもう、この作品の(差別する人間を省き)、
何もかもが好きすぎて…
特にシャーリーのお召し物が刺さり、
それにインスピレーションを受けた絵を描いて
自作のスマホケースを作るという痛いことをしていた時期を思い出してしまいました…苦笑
GAMAKO

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