1960年代、NYで失職中の男トニーに黒人ピアニスト ドン・シャーリーのツアー運転手の仕事依頼が舞い込む。粗野で乱暴者の白人トニーと高潔で潔癖な黒人ドン。正反対な2人を乗せた車は黒人排斥思想の根強い中西部へ向かう。
正に昨今のトレンドをしっかり取り入れ、アカデミー賞取るのはこういうのだよ、というのを表した作品、だと思う。そもそも史実をベースにしているので、ストーリーに細かく難癖付けるのがナンセンスな気もする。良い意味でも悪い意味でもわりかし淡白に話が進むので、変に小難しく人種問題を扱うより見易い作品ではあるかな…と思います。