Hoshi

グリーンブックのHoshiのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

穏やかで静かな絆の映画でした。
音楽もとても素敵。

グリーンブックという遺物のことは知らなかった。どこまでも根深いね…
イタリア系やアフリカ系だけではなくて、いろんな移民を抱えるこの国は激しくて怖くて意地汚くて義理堅くて愛情深くて優しい。
かなり穏やかに描写されているのかなとは思うけれど、パーソナルな絆の映画だからね。でも十分傷つくだけの差別がそこかしこにある。
我々は他人事だと思っちゃいけないと思う。

トニーが脳筋だけど愛らしくて優しくて機転が効いて素直で素敵だった。
もう少しドクの生い立ちとか葛藤を深掘りしたい気持ちもしたけど、雨の中の吐露で痛いほど伝わりはした。
トニーが最後の演奏会で拳を止めて、エスケープの背中を押してくれた時、せっかく最後まで漕ぎ着けたのにと思う反面、この選択を後押ししてくれる人がいてドクはよかったねって思った。

そしてイタリア人の作るご飯の美味しさよ…(これは差別じゃない笑)アサリのパスタ見ただけでよだれものだった
Hoshi

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