マテ

グリーンブックのマテのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
最高の物語と最高の吹替をありがとう!
よく喋るトニーが可愛くて仕方がないし、そんなトニーに絆されて段々と笑顔が増えていくドクも微笑ましい。dear/deer問題や「訓練ってアシカかよ」など秀逸なギャグに吹き出してしまった。映画を見て声出して笑ったのなんていつ以来だろう。楽しかったし、心が満たされた。あと「品位」のお話はだいぶ響いた。
ご都合展開でない所も好きポイント。差別は依然としてあるし、それは簡単に無くせるようなものではないけれど「私たちは身の回りの世界を少しだけ優しくできる」という希望のような温もりを感じられたから。

芳忠さんと諏訪部さんの吹替も素晴らしい。もう1〜2世代若いキャストでやることもできただろうに、そこをあえてベテランで固めたおかげで文句なしに素晴らしい作品が出来上がっている。たぶん私はこういう吹替が観たかったんだ。
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